猫と鉄人三種競技を愛する半田人の日記。

さかたよもやま日記

9/29 IRONMAN Taiwan【4日目レース日】

2019/10/10
 
この記事を書いている人 - WRITER -
さかた あつし

2時50分起床。早く寝たので目覚まし前にすっきり起きてしまった。早速昨日テイクアウトした牛丼と家内が段取りしてくれたスープで朝食を取る。トイレを2度済ませバイク用のドリンク、スペシャルニーズをリュックに詰め込み3時50分頃部屋を出てシャトルバス乗り場に向かう。外に出ると雨が降っていて少し寒い。上着を取りに戻ろうかと思ったが4時にシャトルが出てしまうので諦めた。30分程でシリビーチに到着。真っ暗な雨の中、ヘッドライトを付けてトランジションの準備を済ませ雨宿り。会場で更に二度トイレを済ませた後、スイムの準備をしてモーニングクロスバッグをドロップして時間まで試泳。少しスタートが遅れたが一番早いウェーブに整列する。6時ちょっと過ぎウェーブ順にローリングスタート。自分は10列目くらいでスタート。マイペースで泳ぎ始めるがいつも通り心拍が上がりきる300mくらいのところで一度目のアップアップとなったので先は長いしということで暫し休憩し呼吸を整え仕切り直して泳ぎ始める。まず一周泳ぎきり一旦上陸。時計をチラ見すると24分くらいだったのでノーウェットの割にペースはいいなと思いつつ二周目に突入。試泳、一周目まで海は割と穏やかだったが二周目の途中くらいから海が荒れてきたのを感じる。そして二周目の終盤、キックを打った瞬間に突然急性腰痛症のビーンが出た。そういえば雨宿りしていた小学校から出るときの階段の下りで若干腰に違和感を感じていたがまさかスイムのキックで症状が出ると思わなかったのでびっくりした。その後はキックの打ち方を変えひどくならないように慎重に泳いだが、海は荒れてくるし腰は心配だしでアップアップとなり途中二度休憩を挟んだ。もう時計は気にせず慎重に泳いでなんとかスイムアップ出来たが、この状態で最後のランを走れるだろうかとかなり不安になった。バイクは経験上大丈夫なのでバイク中に症状が改善してくれることを祈るしかなかった。T1はパンイチなので全着替え。海パンを脱いで上下のトライスーツを着るだけだが、やはり湿った身体にピチピチのトライスーツ、特に上の半袖ジャージは全然上手く着れずかなり手間取った。最終左の袖が超気持ち悪い状態だがもうどうにもならないのでそのまま行くことにしてバイクスタート。バイクは只でさえ風の強い地域なのに台風の影響で更に風が強くなっていた。周回コースに入るまでは風向きはどっちもどっちだったが周回コースは基本往路追風、復路向風。折返し地点の下りは横向風は本当にひどくブルホーンを強く握って脚も止めないと間違いなく落車するなと思った。後一番長い橋の箇所は真正面の向風で230Wくらいで15㎞/hくらいしか出ない。そしてこの橋の距離は意外と長くバイクの苦手と思われる選手はまったく速度が出ておらず強風で立ちごけのように落車している選手もいた。スピードは止まるくらいしか出ていないのでまったくケガはないと思う自分も気を付けなければならないと思った。しかし今回のこのバッドコンディションは多くの選手がかなり苦戦したと思う。ちなみに腰は急性腰痛症のせいなのか分からないが、その痛みではないが嫌な痛みが序盤から出ていたので50㌔くらい走った時点でロキソニンを摂取した。薬のお蔭で中盤は腰の痛みは気にならなくなっていたが、終盤違和感を感じてきたのとランに備えて再度投入することにした。5時間40分程でバイクフィニッシュ。とりあえず落車もなく無事に戻ってこれたので一安心したが、この後のフルマラソンはかなり不安だった。T2に入りバイクを預けてランバッグを取って更衣テントまで向かう。やはり予想通り腰は痛くて伸ばせない状態。ゆっくりランの準備をして腰のストレッチをしてランスタート。腰は伸ばせない状態なのでかなり変なフォームになってしまう。しかしなんとかゆっくりだが走れるので少しずつでも慎重に進めようと決めた。エイドはしっかり止まって補給とストレッチ。それを2、3度繰返したらバイクの終盤に飲んだロキソニンも効いてきたのか少し腰が伸ばせるようになってスピードも上がってきた。いつものようには走れないが、落ち着いてきたペースは5′30″/㎞前後だったのでこれくらいで走れればいいかなと思い無理せずイーブンキープ、フルエイドストップ&ストレッチでいくことにした。コースはグルグルで4周回。知り合いにも何度も会えるので声を掛け合いながら走っていたら昨日まであんなに嫌だなと思っていたグルグルコースが楽しくなってきた。25㌔くらいで薬の効果が切れてきた感じがしたので再度投入。こんなにロキソニンを飲んだレースは初めてだが、お守り的に沢山常備しておいて本当に良かったと思った。終盤いつも通り脚が重くなってきたが意外にペースは安定していたので無理せず身体に任せて走った。最後は薬も効いていたので腰の痛みも感じず気持ちよくフィニッシュ。バイクの途中では、完走出来なかったらレガシープログラムの貴重な1レース分のカウントが0になるなとか、ここでダメだったら12月までにもう一度行かないといけないなとか、まだマレーシアだったら間に合うかなとか、いろいろ考えていたが結果無駄に考えただけで終われて本当に良かった。これで今年のロングはすべて終了。しかしロングの年3回はまったく気が休まらないなと思った。自分お疲れ様。以上。

4時出発のシャトルバスでシリビーチまで。なぜか雨が降っていて若干テンションが下がる。

日の出前なのでT1での準備はヘッドライト必須。スタートの早いレースは絶対に忘れてはいけないギア。なくても出来ない訳ではないがあった方が間違いなく早く準備が出来る。

今回はエアー補充、サイコンのセット、補給食とドリンクの準備だけなので4時半頃終了。そして雨宿りしながらトイレを2度済ます。5時20分頃にモーニングクロスバッグを預けいよいよスイム会場に向かう。そして試泳をして6時ちょっと過ぎスタート。

スイムは強風と強い潮流のため2周回から3周回に変更。一周ごとに上陸して計測しなければならないので1回計100mくらい砂浜を走る。しかしノーウェットとバッドコンディションを考えればそれでも3周回にしてもらった方が安全で自分的には全然OKだった。2周目終わりに腰を痛めたがなんとかパンイチで3.8㌔泳ぐことが出来た。なんとかなるもんだと思った。これで南国のロングの大会も視野に入れることが出来る。

バイクはなにしろ暴風との戦い。向風があれば追風もある訳だが、確実にAvは風が強い方が落ちるしパワーの一定管理も難しい。今回は往路が基本追風だったので行きはよいよい帰りはこわい状態だった。ちなみにこの橋は往路140Wくらいで45㎞/hくらい、復路230Wくらいで15㎞/hくらいと復路はまったく進まず橋が超長く感じた。

インナーローを使う登りも数箇所。獲得は1300mくらい、5時間40分くらいでバイクフィニッシュ。

ランはグルグルで4周回。13時頃のスタートだったので気温は上がっていてかなり暑い。しかしエイドに氷が用意してくれてあったので頭、お腹、背中、股間に氷を入れて走れたのでまだ我慢出来る。ちなみに全エイドに氷があると分かったのは3周目。それまではゴール付近にあるエイドにしかないと思っていたので気づいたときに損した気分になった。ロキソニンのお蔭で最初の5㌔くらいは腰が駄目だったがそれ以降は本調子ではないが持ち直したのでなんとか走りきることが出来た。今回はロキソニンを過剰摂取してしまったが逆に痛みの部類ならロキソニンがあればIRONMANディスタンスもいけるということが分かって一つまた勉強になった。グルグルコースは昨日まで本当に嫌だったが社長、辻さん、大谷さん、大ちゃん、あやさん、三浦さん、おおむらくん、はしもとくんと何度も出会い声を掛け合えられたので途中から全然ありだなと思い楽しくなってきた。ちなみに女子総合優勝のまごさきさんとはほぼ同じペースで走っていたので途中からほぼずっと一緒だった。まごさきさん優勝おめでとうございます。

そしてランを3時間50分程で走り抜き、待ちに待ったフィニッシュ。

日が暮れる前にゴール出来て良かった。明日のフライトは早いためなるべく早く片付けなければならなかったのでこの時間にゴール出来たのは本当にアドバンテージになった。

M45-49 13位。今回10位まで表彰だったので惜しかった。どちらにしろアワードは明日なのでもうポンフーにいないけど。しかし今回はフルディスタンスで現状の自分の力を検証するという目的もあった訳だけど結論として自分で思っていたよりやれるなと思った。コナのスロットを安全に獲得するラインまではあと1時間くらいだがギリギリでも獲れるくらいまでなら後30分。パンイチスイムは伸び代だらけ、バイクはそこまで伸び代はなさそうだけど、ランは現状でもまだ全然いける感じはあるので、次戦でラッキーサカタが出ればあわよくばスロットを獲得できる可能性もなくはないと思った。もちろん次は一年後なので今のフィジカルを継続していければというのが前提だけど。引き続き頑張っていこう。

この記事を書いている人 - WRITER -
さかた あつし

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Copyright© さかたよもやま日記 , 2019 All Rights Reserved.