猫と鉄人三種競技を愛する半田人の日記。

さかたよもやま日記

8/19 第2回北海道トライアスロン当日

 
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さかた あつし

なにはともあれ、『無理なくケガなく完走する』という最大の目標は達成することができた。そして心配していたホテルのレイトチェックの時間と帰りのフライトもなんとか間に合わせることが出来たので個人的には今回の復帰戦は大成功と断言してもいいだろう。長期間に渡る治療とリハビリも今回のゴールで報われた気がする。今大会はミドルといってもロングよりの距離なので復帰戦にしては難易度が高かった。自ずといつものミドルクラスのレースより時計が掛かるので練習を再開してからの時間の短さで体力的な不安も多かったが、極限まで自分を追い込むことなく余裕を持って完走することが出来た。もちろん掲げた目標を達成するため無理をしなかったのでいつもより時計は掛かったが記録については何も気にしていなく無事に完走出来たことだけに意味があると思っている。後は備忘録として当日の詳細を記していこうと思う。
4時15分起床。最近はこのくらいの時間に必ず一度は起きているので何の苦もない。昨晩コンビニで買った朝食を食べ、バイクのセッティングをすべて済ませホテルを出る。この大会はバイクチェックインが当日なのでトランジションまでバイクで行けるのでかなり楽。まずはT2でランギアをセットしT1に向かう。T1からスイムスタート地点までは少し距離はあるがたいしたことはない。しかし今回はスイムスタート地点まで来て電話をT1に持っていかなければならなくなったので2往復はつらかった。この大会は個人の安全確保の為、携帯をバイク時に携行しなければならないというローカルルールがある。このロスタイムでスイムの試泳がギリギリとなりアップはあまりできなかった。そして7時スタート。今回は時計廻りなので最前列大外から。スタート早々200m程の一つ目のブイ辺りで3回腰、脚の辺に乗られアップアップとなる。アップが足りなかったこともあるが息が上がってしまった。とりあえずバトルを避けるためにかなりコース、集団からかなり距離を取り、充分に息を整えてからリスタートした。いきなり躓いてしまったが今回は気持ちに余裕があるのでまったく焦りはない。その後は安全第一で常に大外を廻り、人との接触をなるべく避けてスイムフィニッシュ。多少長く泳いだが決して今日は無理するつもりはないので無問題。そしてトランジットでしっかり準備をしてバイクスタートする。だがしかし、とてつもなく寒い。陽が出てくれればと思うがどこまで見ても空は曇っている。ちなみに今日の予報は曇りだったがこの後山の天気予報は当てにならないことを実感した。バイクスタート後30㌔地点くらいからついに雨が降り出す。通り雨かと思っていたらまったく止む気配はなく、その後もずっと降り続く。只でさえ寒いのに身体は冷え続ける一方で全身は震え手はかじかみブレーキ動作が怪しくなる。このコースはアップダウンが激しいので下りは路面も身体状況も踏まえてかなり危ない。50㌔を過ぎたくらいであと90㌔この状態はかなり危険だと判断しDNFを選択しようかと本当に思った。そしてこんなときのための携帯なんだなと。しかしここで電話したところで民家もないし場所も説明できないなと考えつつ走っていると長い登りに入ったところで雨が降ったり止んだりとなった。気温も少しずつ上がってきたのでとりあえず様子を見ていると残り40㌔くらい地点で雨は止んだ。本当に心から安堵したが最後まで油断はしない。補足としてこの大会は基本交通規制なし、そして交通規則遵守なのでほぼ日常の中でのレースとなっている。対向車も当然気にしなくてはならないし、標識、信号はもちろん守らなければならない。少しの気の緩みが事故につながるので、最後までまったく気を抜かず集中してバイクフィニッシュした。T2でもしっかり準備してトイレ休憩も済ませランスタート。ちなみに寒さのせいかトイレは近くバイクで3回、ランも計3回トイレに入っていてこれまででトイレの回数が一番多い大会ともなった。スタート後1㌔くらいで、池田山でおかしくなった右の前脛骨筋が猛烈に痛くなってきた。3㌔地点で我慢できない痛みとなったので止む無くロキソニンを投入する。感覚が鈍くなるので出来れば避けたかったが致し方ない。その後想定内だったが右の大腿四頭筋も痛みだしたので結局走り終えるまでに3錠飲んでしまった。どちらにしろ、痛くて走れないか、感覚が鈍って走れないかのどちらかで結論一緒のことなので最終的には痛くない方がいいかなという判断に至った。しかし池田山練がここまで身体に影響するとは露にも思わなかった。筋肉痛なのか痛めたのか原因は不明だが一週間くらい前の脚とまったく別物になってしまっている。池田山練はレースウィークには絶対やらない方がいい。これは仲間に伝えていこうと思う。痛みが和らいだ後はほぼ一定のペースで最後まで走りきれた。23.1㌔という微妙にいつもより2㌔長いコースだが最後の2㌔はゴールを確信して感慨深いものがあった。普通ではとまらないゴール手前数100mのエイドもストップしてボランティアの高校生の子たちと話をして最後まで大会を噛み締めながらフィニッシュを迎えた。たかが二ヶ月、されど二ヶ月。自分的には長い二ヶ月だった。本当に復帰戦を無事完走で締め括ることが出来て心から嬉しく思う。そして二週間後に控えたchampion shipに向けて自信にもなった。南アフリカも『無理なくケガなく完走する』を目標に頑張りたい。以上。

朝一番はT2でランバッグのセット。昨日の下見できっとSカンにぶら下げるんだろうなと思っていたがただ地面に置くだけだった。

村上氏ともT2で出会う。

T2はバッグを置くだけだったのでマッハで終えT1へ向かう。もうすでに会場は賑やか。

バイク自体はホテルでセッティングしてきたのでいつもより時間は掛からずにT1の準備は完了。ヘルメット、メガネ、バイクジャージ、ゼッケンホルダーをハンドルに掛け地面にバイクシューズとウェットを入れるT1バックを置くだけ。

T1での村上氏。このあとスイム会場へ一緒に向い試泳を済ませる。いよいよ長いレースがスタートする。合言葉は『ゴールで』。

スタートから約8時間半。長いレースは終わった。本当に無事に帰ってこれてよかった。自分お疲れ様。

バディと

武田さんと

写真を取ってもらい、これで北海道トライアスロン完全Finish。

あとは帰るのみ。この後の行程はかなりバタバタだったがなんとかすべて間に合わせることができた。

21時には保安検査も終えて帰半を確信する。時間はないが23時半くらい着なので夕食を取ろうと思うも空港内の食事のできるお店はすべて20:30閉店だった。最後に北海道らしいものを食べたかったが夕食はテイクアウトのみのお店でコーヒーとクロワッサンで済ませた。

そして23:25セントレア着。荷物をピックアップして空港を24時くらいに出る。遅い時間にもかかわらず迎えに来てくれた家内に超感謝。おかあさんありがとう。

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